久々に


お芝居を観てきました。
市村正親さんと藤原竜也くんの『ライフ・イン・ザ・シアター』です。
なんか、他にもお芝居のチケットは取ってたんですけど行けなくて。
ホントにお久しぶりでしたよ。
市村さんの舞台も、すごい久しぶりで。
劇団四季の頃は何回か観たことあったんですけど、退団されてからは観てなかったので、
そのへんも楽しみだったし、あと、藤原くんとの2人芝居っていうのも、すごい楽しみで。
でね、なんて言うか、2人の時間の流れ方が違うっていうのが、すごく印象的でした。
よく、年を取ると、1年が経つのが早いっていうじゃないですか。
このお芝居って、2人の時間の経過と、その心情や環境の変化を、どんどん見せていくものなので、
すごく、その違いがわかるんですよね。
それは例えば、「成長」と「減退」だったりするわけで。
で、お互いにお互いを、何らかの形で恐れてる。
市村さん演じるロバートは、藤原くん演じるジョンの若さと勢いを。
そしてジョンは、見ないようにしながらも、老いた役者として目の前にいるロバートを。
若き日の自分の幻影と、いずれおとずれるかもしれない老いた自分の未来の姿。
いや、観てる時はすごい面白いんですけどね。
笑いも満載だし。
でも、ふと。考えてしまう。
たぶん観客の一人一人が。
時間というものの容赦のなさを。
『人生は舞台に似ている。いや、人生の中に舞台がある。』
・・・だったかな?
なんか、特に結論とかはなく、2人の役者が共有する時間の一部を切り取って、観客に見せてるんですけどね。
その台詞の中に、色んな思いが見え隠れしていて、すごく興味深い作品でした。
これ、市村さんのロバート役で、ジョンは色んな若手さんと日替わりでやったら面白いのに、とか思ったりして。
まぁ、難しいでしょうけど。(笑)
こういうのを宮城でやってくれることが、すごく嬉しかった、かな。うん。