風邪っぴき


2〜3日前にひきかけていた風邪が、本格化している模様の今日この頃です。(笑)
声が出ないのよ〜。
E〜Aぐらいの音域でございます。「カエルの歌」すら歌えません。(;^_^A
そんな中、昨日はまた、お芝居を観に東京まで出かけておりまして、
帰りの夜行バスで下車予定の停留所を素っ飛ばされたため、
30分も余計に歩いて戻り、さらに風邪を悪化させたであろうことは
間違いありません。(笑)


お芝居はですね、鴻上さんの『トランス』と、妹のお友達のお友達が主催している
劇団のと、2つ、観て参りました。
『トランス』のほうはですね、私、鴻上さんの演出するお芝居って、
たぶん観たことなかったと思うんですけど、
この人は人間の「底辺」みたいなものを愛おしめる人なんだなぁ、と思って。
「底辺」って、生活レベルとか地位とか、そういう物理的なものじゃなくて、
個々のテンションとか意識とか、そういう精神的な在り方の「底辺」ってコトね。
「弱さ」っていう言葉に置き換えてもいいのかもしれないけど、
でも、ちょっとニュアンス違うかな。
なんかそういう「底辺」のね、「土台」ではなくて「底辺」の人間を、
コミカルにシニカルに、愛情を持って描いていて、
だから人間って、人間で在り得るんだなって、そんな風に思えるお芝居でした。
なんかでも、すごく「芝居」的なお芝居だったので、
そもそも芝居ってこういう認識だったよなぁ・・と思って。
芝居的って言う意味では、その後に観た小劇場系のお芝居も、「That's 芝居」でしたけどもね。
ホントに小劇場って観たの久しぶりで、私も昔、こんなコトやってたんだよなぁ、とか思って。
100人も入らないような小屋で、それこそ桟敷に座布団敷いて、(今回はちゃんと座席があったけど)たまさか混んだりすると、つめてもらったりとかして。
まぁ、私はほとんどかじっただけみたいなもんだけど、友達の舞台は行ったりしてたし、
そういう意味でも懐かしかったなぁ。
役者さん達も結構上手かったし、まぁ、ファンタジーっちゃあファンタジーだけども、
きちっと作ってあったしね。
皆さん、普段は働いてて、その中で公演打ったりしてるので、
好きじゃなきゃ出来ないよなぁ・・と思ったり。
そういう情熱に触れられる機会があるっていうのは、楽しいことです。


まぁ、色んなカタチがあるよね。
音楽やってる知人は、人間は全て表現者であるべきだ、みたいなことを言っていたけれど、何かを発していかなければ、後悔することのほうが多いのかもしれないです。
自分自身でも、自分と他者との関係でも。
まぁ、でも私は、曖昧なのも結構好きなんですけどね。
なんとなく伝わったりとか、考えたりとか。
なんでも白黒に分けられないからこそ、人間なんだという気もするし。
赤信号で隙を見て渡ったほうが、結果オーライな事もあるわけだし。
要するに、選ぶのは自分、ってコト。
まぁでも、いつまでも夢の中にもいられないのかも、ですが。(笑)


・・なんか熱あるかも。
早く寝よっと。(笑)