続・その女、超多忙につき


本日早朝にバスで帰宅し、(有難いことに、自宅から徒歩5分ぐらいのとこのバス停にとまってくれるのです)
とりあえず睡眠不足を解消し、(起きたらお昼だった・・!!)
なんとなくアタマもすっきりしたので、昨日のことをつらつらと。


児雷也〜」は前述にもあるように、ほとんど観れなかったんですけども、
これは、あんまり歌舞伎に馴染みのない人でも充分に楽しめるなぁ、と思いました。
正直、ちらっと眠っちゃうかなぁ・・なんて思ってたんですよ。あんま寝てなかったし。
でも、全然そんなことなくて、むしろ笑いっぱなしと言うか。
今週末に、も一回、東京に行く予定なので、なんとかスケジュールに組み込めないかと、只今思案中であります。(笑)


で、お次は「偶然の音楽」。
これはですね、演出が白井晃さんだったんですけど、すごく視覚的に面白い舞台でした。
3階席だったので、上のほうから見下ろす形になったんですけど、人とか舞台上の物の流れが興味深かったです。
で、これは好みの問題だと思うんですけど、白井さんってたぶん、ジグソーパズルを組み立てるような演出をされる方だと思うんですね。
全体像とピースが決まっていて、それをはめ込んでいくようなカンジ。
だから、逆に言うと、役者も音楽も装置も照明も、かみ合う為の形をとらなくちゃいけないとこがあって。
ちょっとでもズレると、もう完成しない、みたいな。
なので、それに向いてる役者さんと、そうじゃない役者さんがいるかな、って。
それは、巧い下手とか、実力の問題じゃなくて、単純にカラーだと思うんですけどね。
私はどちらかと言うと、役者がわりと流動的で、演出家がそれをコラージュしていくような演出のほうが好きなので、
視覚的にはとっても興味深かったけど、役者さんの面白さを目当てに行くのだと、う〜む、ってカンジかも。
でも、新しい形のお芝居だな、って思いましたよ。
ホント、色とか光とかが、すごく綺麗だったし。


さて、ラストは「FAME」です。
これは、MAというジャニーズのグループ主演のミュージカルです。
えっとですね、踊れる人たちのミュージカルを観たいな、と思って。
そういうの、実は結構なかったりするので。
で、やっぱパワーが凄いなぁ・・と思いました。
共演の若手さんも、歌えて踊れる人たちを揃えてて、後半に行くに従って、どんどんパワーが増すの。
これでもかぁ〜〜〜!!・・ってぐらい。
内容的には、「コーラスライン」のティーンネイジャーバージョン、って感じかな。
栄光を目指し、挫折を覚え、それぞれが自己を啓発していく中で、人と関わったり、恋をしたり。
若者が若者の役を演るっていうのは、やっぱりそれなり意味があるんだな、って、
こういう作品を観ると、改めて思います。
いくら歌や踊りが上手くても、30代40代じゃ出せない感覚ってあると思う。
もちろん、その逆もね。
まぁ、ツッコミどころとしては、歌についてる歌詞が、あまりにも音楽的じゃなくて、
これ、もう少し歌いやすく付けてあげたらいいのに、って、ホント思いました。
演劇専攻の生徒2人の歌で「かけたいマ〜ジック♪」・・ってのがあるんですけど、
あれ、別に、「魔法をかけ〜て♪」で良かったと思うし、
「かけたい」の「け」で音が上に飛んだら、どうしても声がきれいに出ないだろうに、
そのぐらい判って歌詞つけてよ・・とか聴いてて思いましたもん。
(「ほ」で音が上に飛ぶなら、まだ鼻に抜けさせられるから、きれいに歌える。)
杜けあきさん(・・だったかな?)は、その歌い辛い歌詞を巧く歌ってましたけどね。
もちろん、“宝塚歌い”なんだけれども、すごく工夫して歌ってました。
音程と、自分の声域と、歌詞のアクセントのバランスを、ホントに巧くとってましたよ。
でもねぇ、若者は、あんまり巧く歌うと、若者らしくなくなっちゃうし。
難しいトコですね。
あと、マニアックなとこだと、バイオリンが高そうに見えなかった。(笑)
音楽専攻の生徒の男の子がバイオリンの名手って設定で、実際、弓使いとかかなり練習したんだろうなぁ・・と、感心して見てたんですけど、
(以前、友人がオペラで、バイオリン弾きの役をやったことがあって、持ち方とかちょっと教えたことがあったんですけど、やっぱり、力の抜き方が難しいんですよ。初めてやると。)
楽器がね、イタリアンの新作っぽく見せてるけど、たぶん安いよね・・みたいな。(パーツが黒檀だったし)
ケースも玄人っぽいし、肩当もマッハワン使ってたし(あの時代にマッハワンはなかったと思うけど(笑))、
そのへんは「経験者〜」って感じで、おぉっ!とか思ってたんですけど、楽器がなぁぁぁぁぁ・・・。(ピグマリウスの10万前後辺り?)
よしんばイタリアンだったとしても、後にジュリアードに行くような学生は、新作は使わないと思う・・。
しかも、最初の吹き替えがシンセの音だったし。(後半のソロは、録音したものを使ってたみたい)
せめて、誰かバイオリニストを呼んで、吹き替えしてもらって、その人のセカンドの楽器を借りるとかすれば良かったのに。
・・・ってね、まぁ、芝居の内容とは、あんま関係ないんですけどもね、コレは。 すいません。
うん、でも、観た3つの舞台が3つとも、すごく面白かったし、パワーも感じられたし、
えっらいハードワーク(笑)(←「FAME」観た人はわかるはず)でしたけど、すっごい充実してました♪
終わってから妹(一番下の)とも久々に会って、お酒飲めたし、楽しかったデス♪
あ、そうそう、妹で思い出したけど、妹のダンナって、ものすごいジャニーズ嫌いらしいんですが、
花より男子』だけはハマって見てるそうです。
妹は井上真央ちゃん目当てで見てて、妹のダンナは最初全然見なかったらしいんですが、
妹があまりにも笑い転げて見てるので、そんなに面白いのかと思って見たら、ハマったそうで。(笑)
恐るべし、松本マジック!(・・違うか??)
今回はお会い出来なかったですけれども、乞うご期待ってコトで。ハイ。
お、うまくまとまった・・??? (^^)