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さて、2月も末日となりまして、そろそろ春の気配も感じますが、
なんだか3月はあまり、観に行くお芝居とかがなくて、
ちょっとばかりオヤスミ期間になりそうです。
(就活しろってハナシです。はい。)
世間では荒川さん特集が相次ぎ、彼女の師である長久保さんがインタビューを受けたりもしてるんですが、
長久保さんが教えてるリンク、うちのわりと近くなんですよね。(;^_^A
スポーツセンターの中にスケート場があるんですが、今日も父がウォーキングに行ったら、長久保さんがいたらしく。
なんだかね。面白いですね。
とにかく、スケートリンクというものが少ないらしく、スケートの東北大会の会場になったりするらしいので、
「なんで今日は道がこんなに混んでるんだ・・!?」なんて思ってると、
各県からスケート選手の皆様方が集まってたりするわけです。
私のバイト先のお客さんでも、娘さんをリンクまで送り迎えしてる、なんて方もいましたしね。
まぁ、荒川さん効果で、スケート人口が増えればいいなぁ、と、思ったりしますよ。
三角形の底辺は、長いほうが安定しますから。


で、結構前に、『桜飛沫』というお芝居を観てきました。
2週間ぐらい前かな。
私は、世田谷パブリックという小屋が結構好きなんですけど、その小屋にすごくピッタリとハマるお芝居で、
ここって視覚的なお芝居をやるのには打って付けなんだなぁ、と思いました。
『桜飛沫』は、演出がとても絵画的で、台詞は結構、下ネタが多いんですけど、
装置とか人の配置とか衣裳なんかが、ひとつひとつ絵みたいでした。
長塚圭史さんの演出は、一度観てみたいと思っていたので、今回行きまして。
席がね、3階だったんですけど、1人席なんですよ。
隣りに人がいないの。ぽつんっと1席だけなの。(笑)
なので、ゆったりと観れて、それも嬉しかったんですが、位置的にも観やすくて。
で、まぁ、上記のような感想を持ったわけです。
う〜ん、ただ、演出とか台詞回しの面白さはすごく感じるのだけど、役の人柄とかをあまり感じなくて。
みなさん、上手いんですけどね。
台詞回しとか、間とか動きとか。
すごく訓練されてるなっていうのは分かるし、レベルが高いとも思うんだけど。
背中に、その役の人生を感じないと言うか。
その人のヒトトナリを、台詞で説明しちゃってるカンジがして。
で、役者がその枠の中でしか生きてない気がして。
なんだろ、生活を感じないって言ったらいいのかなぁ・・。
最近のお芝居って、わりとそういうの多い気がするんですけどね。
パズルのピースは、形を変えない。みたいな。
もっとも、それが面白い部分もあるのだろうし、ひと括りには出来ませんが。
あ、でも、佐久間役の山本亨さんは、すごく生きてきた道程みたいなのを感じましたよ。
山本さんって、『幕末蛮風』に出演予定で、骨折のために降板した人なので、
彼が出ていたら、『幕末蛮風』はまた少し、色が違っていたのだろうなぁ・・なんて思いました。
台詞に含まれない、その役の持つ生き様みたいなものが伝わる役者さんって、やっぱり稀有なんでしょうね。
観客に、想像させる役者。と言えばいいのかな。
まぁ、それが役者の正解というわけでもないので、色々で良いんだと思いますが。


最近ね、ホント、お芝居したくって。
でもね、自分がヘタなのが解るから恐かったりもして。
なんだかんだで臆病なんですよね、私。
でも、やらないとね。
安藤美姫ちゃんの4回転みたいに。
可能性は、追い求めていかないと。
せっかく人間なんだから。