『ウェストサイド〜』の夜の部を観てきました。
今日は、すごく伝わるものがたくさんあって、何をどう書いたらいいのか・・。
 
まず、それぞれの気持ちや感情が、前よりも深く強く感じられました。
なんだろう、“間”かな。
相手の言葉に対して反応する時に、台詞だから、じゃなくて、役として言葉を言ってる。
そこに、何を感じたかっていう気持ちの裏付けみたいなものがあるんですよね。
これは、ベルナルドさんに、特に強く感じました。
先週観た時よりも、相手をどう思っているのかが伝わるようになってる。
トニーに「ナルド」と呼ばれた時。リフを刺してしまった時。そして、トニーに刺された瞬間。
あの決められた動きの中で、表現していくのは難しいだろうに、
その中で、きちんと伝えてきてる。
ほかにも、アニータに対する感情や、仲間への思いなんかが感じられて、
人間としてのベルナルドが、前よりもっと見えた気がしました。
 
それから、リフさん。
声が変わってきてる。
歌う声に時折り地声を混ぜるような、より気持ちの伝わる歌い方。
歌声そのものにも厚みが増して、リフの“ボス”としての余裕みたいなものを感じました。
すごく細かいことなんだけど、ターンする時に首を残して回ってたり、
オケのリズムに絶妙のタイミングでピッタリ合ってたり、
その能力と吸収力と可能性の大きさに、私は驚くばかりです。
リフの悲しみ、怒り、強がり、その全てが、彼を通して伝わってきて、
「Jet Song」や「Cool」は、ゾクゾクしながら見て聴き入ってました。
 
そして、トニーさん。
今日の「Maria」、マリアに出逢った喜びや、突然過ぎることへのためらいや、
色んな、たくさんのものが感じられて、とても好きです。
本当にマリアが好きで好きで仕方がないっていう気持ちが、演じてる間中、ずっと伝わってました。
『チノ、俺を撃ってくれ、頼む・・!』って言うとこ、ものすごく悲しみと絶望を感じて、
そんなにも愛してたんだねって思ったら、泣きそうになりました。
一瞬の怒りで、ベルナルドを刺してしまったり、殺して欲しいと懇願したり、
そこには、ジェット団にいた頃の彼をうかがい知るような激しさもあって、
幸せも悲しみもより伝わってきました。
・・で、内容とは関係ないんですけど、
喉、ツライかな?
ずっと使ってるからね。歌が多い分、負担かかってるし。
冬はどうしても乾燥するので、寝る前に部屋にお湯の入ったコップを幾つか置いたり、
加湿器があれば それを使って、喉には乾いたタオルを巻いて寝ると、だいぶラクなはず。
お湯に蜂蜜と生姜汁を入れたのを飲むと体があったまるし、喉にもいいと思います。
 
 
今日はオケのテンポが少し速めだったから、たぶんみんな疲れてきてるんだろうなって思いました。
(曲によっては、テンポを速めると、役者の負担が軽くなるので)
休める時はゆっくり休んでね。
それも大切なコトだから。