bravo!!

今日は、五嶋龍くんがゲストの東フィルのコンサートに行ってきました。
オケで知ってる人が何人か出ていて、「おお〜!盛装、もとい正装してる!!」っていうのも面白かったんですけど、(笑)
やっぱり五嶋龍くんの演奏を生で聴けたっていうのが最大のトピックスでしたね。
彼の音は、ものすごくチャーミングで、おっそろしく音程が正確なのに、すごく遊び心があって、
で、プロフィール見たら、1988年生まれって・・・、16歳・・!!
どういう16なんだ、一体!!
数年前までは、もちろん私の追いつける範疇ではないんですけど、
それでも弾いてる内容を理解出来る範囲だったんですけど、
今はね、もう全く判りません。
何してんだ、この人!・・って感じです。
しかも、かなり楽しそうに弾いてるし。
で、後でわかったんですが、今回、ストラド(ストラディヴァリウス)を初めてコンサートで弾いたらしいんです。
(去年ぐらいに確か、フルサイズを探していたので、きっと貸与されたんでしょうね)
自分の思う音を出してくれる楽器、と言っていましたから、よほど嬉しかったんだろうなぁ、と。
1715年製のなんとかって愛称のストラド。(よく聞き取れなかった・・)
ストラドの中では若いほうに入るのかな・・?
最近わりとよく使われている年代辺りのものだと思います。
そりゃ、嬉しいよね・・。でも、16才でストラドって・・。
ちなみに詳しくは判りませんが、億単位です。はふ。
曲は、ラヴェルのツィガーヌ、サラサーテカルメンパガニーニのラ・カンパネラ、クライスラーの愛の喜び。
超絶技巧だらけですよ、もう。
で、最後が「愛の喜び」と。
本当は「歌の翼に」(メンデルスゾーン)が予定曲だったんですが、変更したとのこと。
会場が東京国際フォーラム(キャパ5,000)だったんで、音をマイクで拾ってたんですけど、
ストラドなんで、遠鳴りしちゃうもんだから、最初音がダブって聴こえちゃって、ちょっとヘンなカンジだったんですけどね。
イイもの聴かせてもらいました、ホント。
今度はコンチェルトなんかが聴きたいなぁ・・。
大曲をどんな風に聴かせてくれるのか、すっごく楽しみ。
チャイコフスキーも聴いてみたいけど、いっそショスタコーヴィチとか・・?
バッハの無伴奏も聴いてみたいし、モーツァルトも聴いてみたい。
・・来年も聴けるといいなぁ。
あ、そうそう、彼が今回から使っているストラド、「エクス・ピエール・ローデ」っていう愛称だそうです。
(今見たら、プログラムに載ってた)
ローデが使ってたってことなのかな、たぶん。(ローデの曲は難しい・・)
300年近くを経てなお現役の、バイオリンという楽器。
あと100年経ったら、たぶんストラドの音を聴くことは出来なくなると思うので、
この時代に生まれた幸運に、心から感謝!!です。