小春日和

『ウェストサイド〜』を観てきました。
今日はとってもあったかくて、
昼公演だったので、すごくいいお日和を感じながら会場に着きました。
席はいわゆる、“招待席”のライン。
舞台全体が観やすいとこですね。
前回は、2階の立ち見だったので、今日は ずっと近くで舞台を観れました。
で、表情とか細かい動きとかが、前回よりもよく見えて、
なんかその分、伝わるものが増えた気がしました。
涙、こぼれましたもん。最後。
みんなただ、懸命に居場所を守ろうとしてただけなのにね、って。
幻想のシーンがすごく幸せで、もしかしたら そんな風にも生きていけたのにって。
 
でね。いちばんびっくりしたのは、主要メンバーの3人が「進化している」というコト。
だって、まだ10日でしょ・・?!
まず、ちょっとニガテそうだったリズムの取り方が、全然そういうのを感じなくなって、
バーンスタインの複雑なリズムを自分のモノにしているということ。
それから、前より声が出てる。昼公演なのに。(昼って声が出にくいものなのです)
さらに、トニーさん、台詞から歌への移行の部分が、ものすごぉぉぉく滑らか。
それってスゴイこと!!です。どうしちゃったんだろう・・。
全然違和感なくて、いつ歌に入ったんだろうっていうくらいで、
リズム感のイイ人だな、とは思ってたんですけど、メチャメチャ短期習得!(笑)
すごいなぁ・・。
 
あのね、仕方ないんですけど、日本語で歌うのって難しいんですよ。
「Jet Song」とか「America」とか「Cool」とかは特に。
踊りながら歌うには、日本語ってかなり難しい。
ホントは、訳詞の人が踊りのことも解ってるのが望ましいんですけど、
なかなか・・ね。
どこで息継ぎをしたらラクか、とか、そういうのを解って歌詞をつけてくれると、
もっと歌うのラクなのに、とか思いました。
リフさんは、歌を完全に自分のものにしてて、「リフ」として歌ってましたね。
芝居と歌と踊りでキャラが変わらないっていうのは大切なコト。
声質とかクセがちゃんと役じゃないとね。
歌のソロがあるのは、トニーとリフですが、2人とも、ちゃんと役で歌ってます。
どんなに上手くても、いきなりオペラ歌いとかされたら興醒めですもん。
誰だよ、って。(笑)
 
今日は友人と2人で行ったんですけど、「もう1回観たいよね」って話してました。
行ける、かなぁ・・。
探してみますか。ムリかもだけど。