私は、発する力が強いほうではないので、
せめて、受けとめる強さを持ちたいと思っている。
人がいれば、人の数だけ生き方はあって、
それの何が正しくて、何が間違っているかなんてことは、
誰にも、決められない。
だから、なるべく、他者を許容出来る柔軟さを、持っていたいって思う。
私の中には、色んな私がいて、接する相手や時や場合によって、
それは様々に変化する。
でもそれは別に、多重人格とかそういうことではなくて、
ヒトでもモノでも、色んな見方や見られ方があるということ。
“なめらかに見えるほどの細かい多面体”が、ヒトとしての自分の理想だし、
お互いに、その全てを知らなくてもいいとも思う。
自分が見えている部分だけを、その人自身だとは思わないし、
いつも、違う面を感じられるようでありたいとも思う。
