朱は赤にあらず、また紅にもなれず。

緋色とも分かたず

   ただ、金色の光を湛えるのみ。



今日は、『幕末蛮風』を観てきました。
もうね、やっとこさっとこ、ですよ。
取れてたチケットは1枚しかなくて、行ったのは、私と妹(大ちゃんLove♪)の2人。
平日の昼間なんて少ないだろ〜♪・・なんて思っていたら、やっぱり150人(もしくは200人いたかも)ぐらい並んでて。(当日券ね)
でも、そこは私のゴッド(?)ハンド。
見事!30番を引き当てまして。(笑)
でも、当日券は30枚程度
29番で終わったらどうしよう・・・。(>_<)
などと心配しつつ、なんとか無事チケットを確保。(^^)v
妹が、大野くんの舞台は お初だったので、当日券(2階席)を譲り、私は3階席へ。
・・・で、ですね。
実はちょっと、どう書いていいのかわからなくなってます。
元々、きだ(つよし)さんの演出って、考えさせたりするよりも、五感をフルに使わせるようなとこがあって、
だからとにかく、「感じる」ことに終始してしまったわけで。
感想って、うまく出てこないんです、今。
(いや、具体的にどういうとこが良かったとか、驚いたとか、そういうことはいくらでも書けるけど、そういう事が書きたいワケじゃないので)
どっちかって言うと、自分が目の前で見てきたものは、本当に存在したんだろうか・・?! って感覚のほうが強い。
分析不可能な、圧倒的な感情の波を、モロにかぶってしまったような。 そんな感じです。
ただ。
「独り」になることに怯えている総司が、
剣が強ければ強いほど、その強さで人を切れば切るほど、哀しかったなぁ・・。
 強くないと、置いていかれる。
 「同じ」じゃないと、置いていかれる。
 それでも
 いつかは置いていかれる──。
その「いつか」を見ないふりをして、ただ一緒にいたい、と願う姿が、とても哀しいな、と。
「人」じゃないから「鬼」なのか。
「鬼」だから「人」じゃないのか。
そもそも鬼とは「何」なのか・・・?
人の心に棲む「鬼」は、必ずしも悪ではない。と、
なんかね、そんな風に思いました。