縁どられた存在感覚

昨日はお休みで、ちょっと風邪っぴきだったりもしたのですが、
成宮くんの出てるお芝居を観に行ってきました。
今年に入って、私は結構、彼の出ているお芝居を観に行ってるのですが、
どんどん進歩しているのが見えて面白いです。
「浪人街」「お気に召すまま」ときて、今回の「マダム・メルヴィル」だったわけですが、
「浪人街」の時は、存在感はあるけど、線が細いカンジ、
「お気に召すまま」の時は、生き生きとしているけど、技術がついてきていないカンジがしたんですが、
今回は、すごく輪郭がハッキリとしていて、このくらいの年齢で、ここまで輪郭を際立たせる役者さんは珍しいんじゃないかと思いました。
ハコが300弱ぐらいのキャパの所だったので、それも良かったんだと思いますけど、
声がやっぱり舞台向きなんですね、彼。
ちょっとザラつきのある、通る声。
で、たたずまいに存在感があるので、モノローグとかでも飽きないんです。
舞台は(舞台に限りませんが)日々勉強ですから、ここまでってこともないですし、
やってて面白いと思うし、あと、
彼の場合、舞台のほうが向いている気もするんですよね、実は。
切り取るのがもったいない・・って言ったらいいのかな。
表情だけ、とか、上半身だけ、とかじゃなくて、全体が見れるほうがいい気がします。
舞台の上で、役の人間として存在する彼は、とても魅力的だと思うので。
 
共演している石田ゆり子さんは、綺麗でとてもチャーミングで、
もう一人の村岡希美さんが加わると、ホントに楽しげで、
とても良い、幸せになれる舞台です。
ロマンティック・コメディ、になるのかな。
村岡さんはとにかく、アドリブと思われる演技炸裂で、本当に舞台の楽しみ方を知っている女優さんだなと思います。
こういうお芝居は、かなり私の好きなタイプで、行って良かったです♪