自分を育てる

まっすぐに

かなり前になりますが、わりと交流のあった友人から、170行にも及ぶ「絶縁メール」が送られてきたことがありまして、
いかに自分(友人)が正しくて、いかに○○ちゃん(私)が間違っているかということを、事例をあげて延々と書き連ねてありました。
そのことを男の友人に話したら、
「すげェな、それ」。
そう、すげェんですよ。ホント。
って言うか、それで済んじゃうんですよ。
そんなに言いたいことがあったんなら、その都度言ってくれたほうが親切だったのに、とか、
よくこんなに書けるなぁ・・、とか。(エネルギー使うだろうし)
要するに、彼女の物差しに私が合わなくなったってことなわけで、
それならそれで、「そっか、じゃ、元気でね」で終わる話だと思うんですが、
(彼女は別に、それについて、私に改善して欲しいとかは要求してなかったので)
言い訳と言うか、正当化と言うか、なんで、そんなに、アピールしなくちゃいけないのか、不思議で仕方なかったです。
付き合いたくなかったら、普通に離れればいいのに。
ホント、「すげェな、それ」です。


どうしてこういうことを書いてるかと言うと、結構色々、こういうblogとか見る機会が増えて、色んな人の意見とか見るんですけど、
“私の物差しからどのくらい外れているか”か、
“私の物差しにどれくらい合っているか”っていうことが中心な気がするんですよね。
そういうのと、個人の意見とは、ちょっと微妙に違う気がするんですけど・・。
なんて言うか、自分が正しいことが前提だったりするわけですよ。
その正しさで、他を測ってると言うか。
他を否定したり肯定したりすることで、自分を確立してると言うか。


大人になると、自分で自分を育てなくちゃいけないし、躾けなくちゃいけないし、
自分に対しても他人に対しても、とらなきゃいけない責任の度合いって大きくなるんですけど、
育て方間違っちゃうとヤバいなぁって、なんか最近、切実にそう思います。
最近、性格悪いんですよ、私。(笑)
初対面の人間を信用出来るパーセンテージが低くなってる。
販売やってるんですけど、70過ぎぐらいのおじいちゃんが万引きするの見ちゃって、(成立しない形で終わらせましたけど)
この年齢でやるんだ・・って。
力抜けましたよ。  泣きそうだった。
だって、食べ物とかだったら、ちょっとは解る気もするけど、マグネットですもん。楽器の形の。
「人間 って何 」 って、そういうことも思いました。
尊厳は、誇りはないのって。
心の育ってない子供とかじゃなくて、私の父親よりもずっと年上の人間が、そんなことするのって。
なので、今、性格悪い店員になってます。はは。
自分の好きな人間とか、自分の身内に傷付けられるのはまだいいけど、
全く見知らぬ人間に、通り魔みたいに傷付けられるのって、すごく怖い。
他人を傷付ける怖さより、自分の怖さのほうが勝ってしまうのは、なりたい自分という観点からすると、マズいんですけどね。
そこまでまだ、私の心は育っていないようです。sigh。
全然オトナじゃないよなぁ・・・。
それでも、なりたい自分に向かって、一歩ずつ。
ファイッ!