ある時から。
私は、特別な輝きや才能を持つ人たちを
自分とは違う人間だと思うことを
やめた。
誤解を生むと思うので言っておくと、
自分と同じレベルとして見ているのではなく、
敬意はものすごくある。
ただ、神格化したり、理想を投影したり、依存したりはしたくないと思った、
ということ。
人は、人だ。
どんな天才も、あるいはそれとは知らぬまま、
努力している。
すごい人ほど、自分の無力を知っていて、
だから高みを目指す。
レストランで何を注文するのかと、1年後にどのレベルに自分を持っていくのかは、悩む深さは同じかも知れない。
そこまでの全力に、対象は関係ない気がして。
だから、当たり前に人であることを、真正面から受け止めたかった。
ひととして。