人は、過ちを身に受けて、歩を進め、生き行く。

「ブラックボード」第1夜を観ました。


…なんだろう。


櫻井くんは もしかしたら、自分の中で 本当に、その時代を、その時間を、生きたのじゃないか、って。


思想も、怖れも、愛情も、迷いも、意思も、
全部、生きて生まれたものなんじゃないか、って。


共感でもなく、俯瞰でもなく、感情移入でもなく、
確かに その時代に生きた人間の、何の装飾もない感情を、目の前で見た気がして。


「戦争は間違いだ」って、真っ直ぐに、思いました。



「その人」の人生を生きてしまうのは、櫻井くんの役に対する姿勢なのかもしれないけど、


彼は、身を削って役と向き合う人なので、
今度は、もう少し、ゆったりとした時間の中で、生きさせてあげたいな、と。


穏やかな、あたたかな時間を過ごせる役がくることを、個人的には、願ってます。