追記

 
ジンジャーがプロテスタントとおぼしき人間に拷問されて殺され、
そのお葬式の時にオドネル神父が、
「神の思し召しにより、天に召された」
って言うんですけど、
こんな酷い殺され方をしても、「神の思し召し」なのかと思って、
そんな神様なら、私は要らない、って思ったんですけど、ね。
宗教が争いの言い訳になっていいはずもないし、
ましてや、殉教なんて、そんなものを望む神ってどうなの・・!? って。
ここで、オドネル神父が、その台詞に何らかの含みを持たせるような言い方をしてくれてたら、
この作品の感じ方が、また変わるんだろうなぁ・・と思ったり。
あと、ジンジャーが殺されたって聞かされた時の、
メアリの「うっそ!」って言い方も、実は好きじゃないです。
イントネーション的に言い辛いんだろうから、
「嘘でしょ!?」にしてあげれば良かったのに、って思いました。
なんか、軽く聞こえてしまうんですよね。
あ、でも、ジョンとメアリのラブラブ度は、最初の頃よりも高くなってて好きですけど。
特に、お互いに意地を張りながらも、気持ちを確かめ合うシーンとかね。
お互いの眼差しは「好き」って言ってるのに、口では反対のことを言ったりして。
でも、ジョンなんて、頭を脚で小突かれても嬉しそうだし。(笑)
 
・・そう言えば、この作品の仮チラシに書かれてたんですけど、
この作品のモデルになった人は、やっぱり、妻子あるサッカー選手で、
プロになれるのを目前にして、刑務所の中で、ハンガーストライキにより亡くなったんだそうです。
でも、宗教や思想に、自分の命を掛けるほどの意味があるのか。
私は正直、解りません。
だって、まず「人ありき」のものだと思うから。