2005-03-11 静かなる深淵 二宮和也という人物は、不可思議だ。 アイドルという域にいるのは勿体ない気もするし、 アイドルでいるからこそ、何ものにも括られずに居られるのかもしれないとも思う。 自らの心の淵を魅せていける機会と場所に、あまりにも当たり前に存在してしまうので、 ともすると、その稀少さを見過ごしそうになってしまうけれど、 あるいはおそらく、複雑になればなるほど、その深い色味のままに、体現出来る役者なのかもしれない。