演じるということ

liutaia2004-09-18

ミュージカルの勉強をしていた頃、歌の先生に言われて印象深かったのは、
「上手く歌うのではなく、役の人間として舞台に立ち、役の人間として歌うのだ。」
という言葉でした。
それが説得力だと。
日本のエンタテインメント人は、ともすると、自分の実力を発表することに力を注ぎがちで、
どのくらい飛べるかとか、どのくらい回れるかとか、それが重要になっているように思います。
なので、日本のミュージカルは観てません。(笑)
歌声そのものが演じられている人って、いないと思うので。
☆いたら紹介して下さい☆


私は個人的に、人生を感じさせる役者さんというのが好きです。
その人の人生ではなく、役柄の人生。
その時々の感情を伝えるのが上手い役者さんは多くいますが、その役の背景までも感じさせる役者さんは少ないと思います。
もちろん、そういうものを感じさせてはならない役柄もあります。
端役が主人公よりも、観ている側の感情を引き込んでしまったら、作品全体の意味合いが変わってしまうこともありますから。
でも、ふとした時、
「この役の人物は子供の頃、こんな感じだったんじゃないか」とか、
「今はこうだけど、これから先はこんな風に変わるんじゃないか」とか、
そんな風に思うことの出来る役者さんは、とても好きです。
具体的には・・、そうだなぁ、「バグダッド・カフェ」に出てる人達、かな。
結構前の映画で、友人に薦められて観たんですけど、
役の1人1人に人生が見えて、とても素敵な、大好きな映画です。
「Calling You」って歌で知られてるかも。
あの歌を聴くと、あの映画を思い出します。(サントラもオススメ)
気持ちがね、すぅっとニュートラルになる。
そう言えば最近観てないなぁ・・。
よし、観よう!! ←ここで決意してどうする(笑)
私は、基本的に映画は楽しめるものが好きです。
映画館でポップコーン食べて、ビールでも飲みながらとか、そういうのが好き。

★余談ですが、都内の映画館って、飲食禁止が多くないですか?★
★ウチの実家の近所の映画館は、そういうのオッケで、しかも全席指定なので、帰った時に観るようにしてます★

あとは、大きな画面で観るほうが楽しめるもの、かな。
マトリックス」とか好きですね。
宮崎駿監督の作品なんかは、たぶん、スクリーンで見たほうが色がキレイだろうなって思います。
テレビの画面だと、どうしても、くすむから。
実は、あんまり映画館で映画観ないんですけどね。(笑)