As for you(超私信です)

play piano

 やっとこ大さんのアルバムを聴いてます。(8/27の日記参照)
しばらくジャズとかインスト系を聴いてなかったので、耳が慣れない・・。
こういうのは本来、ライヴで聴くほうが好きなんですが。
あ、でもだいぶ慣れた。(笑)


 相変わらずダイナミクスの幅が大きくて、NHKのドキュメンタリーなんかに使われそうな広がりのあるピアノだなぁ。
前よりもベクトルが少し上向きになって、すこぉしだけ哀しくなってるのは、
長い時間をかけて作ってきたからっていうのもあるのかな。
弾くことよりも、聴く人に、目が向き始めたのかもしれないね。
ライヴではいつも、聴く人のことを考えているんだろうけど。


 個人的には松本敏明さんのハーモニカが好きだから、参加してて嬉しい。
この人のハーモニカはトゥーツ・シールマンスに近くて、とても好き。
弦一徹さんは相変わらずですか。(笑)
関係ないけど、こないだライヴで半ズボンはいてて、笑っちゃった。
いいトシなのに。
(あ、この人、前に嵐のアルバムに参加してるんだよね。
友達にジャケット見せてもらってた時に載ってて、やっぱり笑っちゃった。)


 あ、懐かしい曲が入ってる。
「Play Piano PlayⅥ」ってタイトルなんだね。
グルダの曲。
すっと前にライヴでやってた、耳コピしたって曲だよね?
あれ?それは「カーメル」だっけ?ま。いいや。
これは大さんが必死で弾いてる姿が浮かぶなぁ・・。
超絶技巧。(笑)



 変わらない部分も変わって行く部分もあるね。
それが成長ということなのだとすれば、いくつになっても成長していける仕事だよね。
いつもいつも忙しくて、たまには休んだら?って言うんだけど、
大さんはやっぱり、歩みを止めない。
家族とか、責任とか、そういうものもあるんだろうけど、立ち止まるのが怖いっていうのも少しはあるのかな。
いつも、ピアノに向かうその背中が、何かを語りかける人。



 「As for you」っていう、このアルバムのタイトルにもなってる曲が、私はすごく好き。
夜に車とか電車の中で聴いたら、きっとすごく哀しくなって、でも都会の灯りが優しく映るんだろうね。


♪♪♪