これを書いてるのは12/6の夜です。

感謝を込めて

 
今日、私は、とても幸せな時間をもらってきました。
『ウェストサイド〜』を観てきたんですけどね。
たくさんの感情と、たくさんの幸せを感じてきました。
笑ったし、泣いたし、差別への怒りも覚えたし、
ホントに、色んなものが感じられました。
もし、【嵐さん】のファンの方で、ナゼかこの日記に足を踏み入れてしまって、
これから『ウェスト〜』を観に行く方がいらしたら、
どうか、“作品”を楽しみに行って欲しいと思います。
評価とか比較とか、もっと言うとアラ探しとか、そんな視点で観るのは勿体ないと思うので。
 
この作品を、彼らの世代の人間が演じることが、こんなにも意味のあることだなんて、
私は予想もしていませんでした。
その世代の、焦燥感や不安感、根拠のない自信や勢い。特有の“ノリ”やリズム感。
それは、彼らにしか出せないもので、その空間に観客として存在出来ることは、
ものすごく、幸運なことだと、私は思います。
贅沢ですよ、メチャメチャ。
あれだけ歌って踊れる人間が集まってて、かなりレベルの高い生オケで、
しかも、1,000人ちょっとのキャパの劇場で観ることが出来るんですもん。
今日、私は立ち見で観てきたんですけど、オペラグラスってほとんど必要なかったし、
むしろ空間を区切って観ることがイヤになるほどだったし。
 
あきらめることを、まだ納得出来ずにいる世代のパワーは、
攻撃的で、どこか子供染みていて、そして、とても哀しい。
真っ直ぐに愛し、真っ直ぐに憎み、そしてその分、傷付いていく。
 
あのね、トニーの歌い方があまりにも真っ直ぐで、
それは すごくトニーらしいんだけど、でもそんな風に歌ったらシンドいでしょ? とか
ちょっと思ったんですけどね。
高音のキツいとこは、押さずに引いてもいいんだよ? トニーさん。(笑)
「巧く」歌う必要はないけどね。
感情があふれてあふれて止まらないから、歌うんだもの。
あと、愛する人がいる人たちは、もっともっと も〜っと愛しちゃってもいいと思う。
その感情が、全ての始まりだから。
 
帰り道、花を探して、気付いたら青山一丁目まで歩いてたんですが、
その間なんとなく、「Somewhere」を口ずさんでました。
♪There's a place for us, Somewhere a place for us.
 Peace and quiet and openair wait for us somewhere.♪
きっと、誰もが自分の居場所を探していて、だから愛したいと思うのかもしれない。
 
ひとは、強くて もろくて かなしい。 そして、とても愛おしい。
私が今日、感じたのは、そんな「想い」でした。