今日、私は、とても幸せな時間をもらってきました。
『ウェストサイド〜』を観てきたんですけどね。
たくさんの感情と、たくさんの幸せを感じてきました。
笑ったし、泣いたし、差別への怒りも覚えたし、
ホントに、色んなものが感じられました。
もし、【嵐さん】のファンの方で、ナゼかこの日記に足を踏み入れてしまって、
これから『ウェスト〜』を観に行く方がいらしたら、
どうか、“作品”を楽しみに行って欲しいと思います。
評価とか比較とか、もっと言うとアラ探しとか、そんな視点で観るのは勿体ないと思うので。
この作品を、彼らの世代の人間が演じることが、こんなにも意味のあることだなんて、
私は予想もしていませんでした。
その世代の、焦燥感や不安感、根拠のない自信や勢い。特有の“ノリ”やリズム感。
それは、彼らにしか出せないもので、その空間に観客として存在出来ることは、
ものすごく、幸運なことだと、私は思います。
贅沢ですよ、メチャメチャ。
あれだけ歌って踊れる人間が集まってて、かなりレベルの高い生オケで、
しかも、1,000人ちょっとのキャパの劇場で観ることが出来るんですもん。
今日、私は立ち見で観てきたんですけど、オペラグラスってほとんど必要なかったし、
むしろ空間を区切って観ることがイヤになるほどだったし。
あきらめることを、まだ納得出来ずにいる世代のパワーは、
攻撃的で、どこか子供染みていて、そして、とても哀しい。
真っ直ぐに愛し、真っ直ぐに憎み、そしてその分、傷付いていく。
あのね、トニーの歌い方があまりにも真っ直ぐで、
それは すごくトニーらしいんだけど、でもそんな風に歌ったらシンドいでしょ? とか
ちょっと思ったんですけどね。
高音のキツいとこは、押さずに引いてもいいんだよ? トニーさん。(笑)
「巧く」歌う必要はないけどね。
感情があふれてあふれて止まらないから、歌うんだもの。
あと、愛する人がいる人たちは、もっともっと も〜っと愛しちゃってもいいと思う。
その感情が、全ての始まりだから。
帰り道、花を探して、気付いたら青山一丁目まで歩いてたんですが、
その間なんとなく、「Somewhere」を口ずさんでました。
♪There's a place for us, Somewhere a place for us.
Peace and quiet and openair wait for us somewhere.♪
きっと、誰もが自分の居場所を探していて、だから愛したいと思うのかもしれない。
ひとは、強くて もろくて かなしい。 そして、とても愛おしい。
私が今日、感じたのは、そんな「想い」でした。