悲しむのは誰

わたしはわたしのほねになる

ここ一ヶ月程、(正確に言うと、何年か前からになるのでしょうが) 元チェッカーズのメンバーの間の確執がマスコミに取り上げられています。
一ヶ月前にドラムのクロベエさんが舌癌のために亡くなり、その送る会をめぐって、色々と取り立たされていて、
昨日は、【名誉毀損や営業妨害で告訴】という文字まで出ています。
それって、誰の為なんでしょう?
人と人とが離れていくのに、どうして自分を正当化しようとするのか・・。
高杢さんの著書、私は闘病記だと思っていました。
どうして題名が「チェッカーズ」なのか不思議でした。
読んでみて、「病気を、“自分を正当化する手段”として使い、暴露本を出しているにすぎない」と思いました。
本を出す以上、売れることが前提ですから、そのいいタイミングだったのだ、と。
彼の闘病を否定する気はありません。
私の想像を遥かに超えて、苦しいものであったろうと思います。
(私の母も、違う病気ですが、闘病生活を送っていました。)
けれど、それとメンバー間の感情の行き違いは、また別のものです。
それをひとつにしてしまった時、もう、修復出来ない所まで行き着いてしまったのではないか、と。
郁弥さんの側は、ただ淡々と、心境と今のスタンスを述べているのに、高杢さんと政治さんは、相手が間違っていると騒ぐ。
私には、それすらも「営業」に見えてしまう・・。
人と人は、歩み寄ろうとしなければ、近付くことは出来ません。
それは、どちらが正しいのでも間違っているのでもなく、もう関われないと判断した時から溝は出来ていくものです。
名誉毀損と言うならば、お互いさまではないでしょうか。
何故、マスコミに訴え、騒ぐのか・・。
これ以上、昔のファン達を、そしてクロベエさんを、がっかりさせないで下さい。


【今、何をしていて、これから何をしようと思っているのか。】
人間にとっての価値は、そういう生きて行く姿勢だと思います。
過去は、ただ、付随するものです。
他人の過去を責めるなら、自分の過去も振り返って下さい。
あなたは、今まで一度も、誰も傷付けたことがないと言えますか?
堂々と、一点の曇りもなく、自信を持ってそう言えるのでなければ、あなた方の行為はやはり、「営業」だと思います。


高しゃん。
ラジオのパーソナリティーをやっていた頃のあなたは、もっと周りを気遣う人だったのに・・。
あなたの道はもう、違う方向へと進んでしまったのでしょうか。